2017年07月08日
YAMAHA G-70D 修理完了
先日から取り掛かっていたギターの修理が終わった。
古くからあるギターでもう20年も前にごみの山から拾ってきたもので、当時の名古屋市は大都市にもかかわらず分別収集が行われず収集日になるとあらゆる種類のごみが街角に山積みされていた。
仕事で通りかかったときにそのてっぺんのギターに目が留まり持ち帰った。それがこのギターで、以来時々遊びで弾いたりしていた。
5月にフォークギターを修理して快適に使えるようになったので今度はこちらも修理してみた。少しネックが反っていたがクランプで挟んでおいたら治ったようだ。きのうペグを交換して今朝からサドルとナットの交換をした。
どちらもGraph Techの製品を使用した。実機の寸法を測って最適なものを取り寄せるがそのままでは取り付けできないことが多く、大抵は何らかの加工が必要になる。
サドルもナットも高さが重要になるので慎重に削らないといけない。今回はサドルが少し厚すぎるので両側を80番のサンドペーパーで削った。途中で何度も現物合わせをしてピッタリ嵌めることができた。
高さは取り外した古いサドルで試していたのでおおよその削り量は分かっていた。高さの削り直しはしなくて済んだ。
両方を削り終えたら弦を張って試してみる。今回はナットをさらに1mm近く削ってOKとなった。なお高さを調整するために底面を削る際はバイスを使い削りたい分だけ頭を出して挟みヤスリ掛けすれば確実に削れる。
弦の高さはビビリが出ない範囲で低くする方が良いと思っているがあまり難しく考えても調整が面倒なだけで私のような下手者には意味がないだろう。