2012年12月
2012年12月30日
SDカードの転送速度
取り付けたカードリーダーに問題がないことが分かったので早速CrystalDiskMarkで転送速度を計測してみた。テストにはTranscendのスタンダードタイプを使用しカメラはPENTAX K10Dである。
計測の結果は下のようになりUSBケーブルでカメラとPCを接続すると遅くなることが分かる。いずれの結果も最低保証の4MB/secを超えている点は評価できる。
大容量のRAWデータをカメラからPCに転送する場合はClass10やUHS-Ⅰのカードを使いUSBケーブルを介さずにUSB3.0対応のカードリーダーで読み込むのが一番というのが結論。ただしカメラが高速のカードに対応していればの話だが。
上はカードリーダーでの読み込み、下がUSBケーブル経由。
もう一つの検証。
Nikon D100はメインのカメラ。時代遅れなカメラで買い換えたいがしばらくは辛抱が続くだろう。普段はUSBケーブルでPCとつないでRAW画像データを転送しているが大変に時間がかかっていた。それで使用しているコンパクトフラッシュをカードリーダーで読み込んでスピードを測ってみたら以外な結果に驚いている。
すでに過去のものとなっている製品(SanDisk ultraⅡ)なのに遅くない。もちろん発表されている最新のメディアとは比べるまでもないが上記のSDカードより相当早い。
それで試しに7枚撮って今までどおりにUSBケーブル経由で転送したら2分35秒かかった。つぎにカメラからコンパクトフラッシュを取り出してカードリーダーで読み込んだらアッという間に完了。5秒くらいで。これは劇的だった。
古くてもこのコンパクトフラッシュは使える。じゃあ、最新の高速コンパクトフラッシュはいかほどの物か改めて興味がわいてきた。
また今回の簡単な実験で各社がハイエンドクラスのカメラにはコンパクトフラッシュを使っている理由が理解できた。
2012年12月29日
skydigital 3.5インチ 内蔵型 カードリーダー
カメラを変えたのにこれまで使っていた古いフロッピードライブと一体型のリーダーではSDカードを認識できなかった。もちろんカメラとPCをUSBケーブルで接続すれば写真データを転送できるのだが。
以前からRAWデータの転送に時間がかかっていたのでこの際カードリーダーを買い換えることに。遅い理由はカメラ側の規格がUSB2.0であることからいくら最新の高速メディアを使ってもUSBケーブル経由では早くならない。
カメラからメディアを取り出して最新のUSB3.0対応のカードリーダー経由で転送すれば早くなるというわけだ。もちろんPCがUSB3.0対応であることが前提だが。
問題もなく取り付けが終わったのでCrystalDiskMarkでテストしている。
その結果は次回に。
2012年12月27日
Nikon COOLPIX P6000
Tokina AT-X MACRO 90mm 1:2.5 (F5.6半)
普段使っているコンパクトデジカメはNikon COOLPIX P50で何の不満もなく快適であるが急に不調になるかもしれない。そう思ってバックアップ用にP6000を購入した。
もう数年も前のカメラでさすがに新品はないので「展示品」なるものだ。展示品は完全な中古品と認識しているが保証書が付いていて値段も普通の中古と変わらなかったのでよい買い物だと思っている。
また現行のP7700からは3代も前の商品の何がよくてと思うだろうが一番のお気に入りは大きさである。すでに数年前からP50に代わるカメラを考えていたが結局は大きさがネックになって買いそびれていた。
世代交代につれて少しずつ筐体は大きくなっていきこの調子だと私の希望からますます遠ざかっていきそうなので、このあたりで確保しなければと思うようになった。
写真のように大きさも持て余すほどではなくまずまず許せる範囲だろう。もちろん機能に文句はない。
コンパクトカメラは一眼レフの代用になるがその逆は成り立たない。小は大の代わりになるが大は小の代わりになれない。
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下が試し撮りの結果。色温度はオートだが正確。1/3のシャッタースピードでもブレなく撮れた。木村伊兵衛に近づけるかも。
2012年12月26日
2012年12月24日
鉄釉酒器
これが最新作でここ数日使っているが悪くない。鉄釉も作陶時の指やヘラの跡が濃淡として出るので手捻には好都合だ。
鉄釉で最初に思いつくのは梅干などを漬ける甕であり子供の頃この色の手あぶりがあったのを思い出した。
今の季節ならこの茶色の器にぶりの刺身を盛り付けても面白いと思う。
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釉薬は10種類くらいあって自由に選べるがその都度変えるのは好きではないので使うのは限られている。
最初は黄瀬戸で赤土に掛けるととても黄瀬戸とは思えないような灰色になるし手捻りの跡もよく出るので好ましかった。4ヶ月くらいこればかり使った。
次に気に入ったのは織部で渋抜きも覚えた。
そして最近は時々に白を掛けている。透明感のある白はなかなかよい。
2012年12月23日
邦楽のレコード
先日披露した蓄音機で聞こうと思ってネットでSPレコードを探しているがジャズとかポップスは欲しがる人がいるようで意外と高い値段になってしまう。
ところが邦楽にはまったく無関心のようで捨て値でも入札する人がいない。そんな分けで試しに入札してみたが写真のように箱入り29枚で1000円。ただでも要らない人が多いと思えば高いような気もするがこれ以上収集するわけでもないのでよしとしよう。
当然箱に入った状態なので埃をかぶっているわけでもなく扱いやすいしシリーズものは欠品なく揃っている。
踊りのお師匠さんがお稽古で使ったのではないかと勝手に想像している。内容は常磐津、長唄、清元でいっぱいやるときのBGMにはなかなか乙なもんだろう。
2012年12月21日
2012年12月20日
2012年12月18日
2012年12月17日
2012年12月16日
2012年12月15日
2012年12月13日
2012年12月12日
コロンビア 蓄音機 G-241 整備編
一応防振ゴムも手持ちのものを切ったりして交換しておいた。このときに注意する点はゴムの厚みでターンテーブル軸の出具合が変わってくる。すなわちゴムが薄いと取り付ける板より上に出る長さが長くなり厚いと少なくなる。極端に薄いゴムの場合はターンテーブルが設計値より上にせりあがるのでレコードとピックアップアームが干渉してしまう。5ミリ程度が無難か。干渉するようなら駆動部側に座金を入れると解決する。
また規定より厚い防振ゴムを使うと速度調整レバーの先にあるネジが下の鉄板に接触しなくなり長さを調整しないと速度調整が機能しなくなる場合がある。そのときは再調整を。
一番手間がかかるのはアームとホーンの接続部でここはカップアンドコーンとなっていて整備した後は玉当たりを調整しなければならない。分解したら12個の剛球と電線の切れ端のようなものが4個入っていた。なぜ全部を剛球にしなかったのかは想像するしかないがコストの削減ではないだろうか。それでも写真のようにまだ玉数が不足しているが。コストの削減といえばメッキもそうでターンテーブルに隠れてしまうところはレバーの途中からメッキしてないほど徹底している。
玉当たりは3個のネジで調整するがアームを上下したときに多少ガタがあるくらいがベストだと思う。ガタをなくしてしまうと回転に引っ掛かりが出てしまってよろしくない。本来ならガタがなくて回転もスムーズなのがベストなのだが妥協するしかない。
あとアームが折れ曲がる部分にもグリースがついているしサウンドボックスを取り付けるところにも薄くグリスをつけると脱着がスムーズにできる。またアームは銅製であることが分かった。
最後に:当時の機械は全部-ネジである。ネジに合わせてドライバーを削ることが最初にすることである。
2012年12月10日
コロンビア ポータブル蓄音機 G-241
いま届いたばかりでテストの様子。レコードは江利チエミのデビュー曲のテネシーワルツ。
結果は何の問題もなくいい音で再生できて大満足。
何で蓄音機かなのだが、この古いレコードがどんな音がするのか聞いてみたくなったから。
それというのも実はレコードは他にも何枚かあるが一緒に貰った蓄音機が修理不能と分かったので捨てようと思った。燃えるゴミの袋に入れようとしたけど数が多くて重たいので半分ずつに分けようと適当に半分ほどを持ち上げたらのこレコードが目に留まった。おやっと思って他のレコードを全部点検したら大半が当時大ヒットしたアメリカのポップスで自分の好みだった。
にわかに捨てるのを止めて一転して保存することに。そうなれば実用になる蓄音機がほしくなってオークションで手に入れた次第。オークションを探せばいくらでもあり容易に入手できた。
この蓄音機は1955年に戦前のNO-221を復刻して作られたものらしく蓄音機の歴史では最後の方になるもので製造年が新しいこともあり状態はよかった。これから整備すればさらによくなると思う。
2012年12月09日
2012年12月08日
2012年12月07日
備長炭のこと
きょうは高浜市かわら美術館でこれまでに作りためた器を施釉してきたが写真を撮り忘れてしまった。
ろくろで引いた時はまずまずだと思っていたが素焼きされた自作は重たすぎたり歪んでいたりで出来損ないが多かった。それでも施釉は一番の楽しみで今回も実験的にいろいろ組み合わせてみた。
備長炭は火起こしがちょいと難儀で全体が赤くなるまで起こさないと消えてしまう。一旦起きてしまえば長持ちするし煙も臭いも出ないので部屋が汚れない。
五徳に網をのせてから鉄瓶をかけて毎晩酒の燗をつけている。網を使うのは縁の方で餅を焼いたり出来て便利だから。子供の頃は干した芋やスルメなども焼くのが普通だった。
いつでも湯が沸いているのでお茶も飲みたいときにすぐ飲める。煎茶でも抹茶でも。
また備長炭は高価だが折れたものや細い枝は格段に安く手に入るし使いやすいので普段使いならこちらを選びたい。