2012年11月
2012年11月30日
私の釣魚大全 開高 健
この本が今日届いた。2007年6月にチェックリストを作って以来もう5年以上探していたがやっと網にかかった。しかもこれが最初。それほど世の中にはないのかと不思議な思いだ。
初めて小説家の本を読んでから30年もたつ。ほとんどの釣り本はその当時に図書館で借りて読んだが酒の肴にしたくて今度は手元に置こうと思った。すぐにネットオークションで揃ったが二冊だけはなかなか見つからなかった。
それは最初の釣り本「私の釣魚大全」と二冊目の「フィッシュ オン」で「フィッシュ オン」はたまに出ても法外な値段なので馬鹿らしくて見送るしかなかった。
「私の釣魚大全」はこの5年以上の間で初めて出品され、しかも普通の値段だったので有り難かった。
2012年11月29日
2012年11月28日
2012年11月27日
2012年11月24日
2012年11月23日
2012年11月21日
2012年11月20日
2012年11月19日
2012年11月18日
2012年11月17日
2012年11月15日
2012年11月14日
2012年11月13日
2012年11月12日
織部の渋抜き 実践編
これは昨日持ち帰った自作の花生で真ん中の斜め左右で色が違うことが分かると思う。
右側は渋抜き液に一時間漬かっていた部分で見事に酸化皮膜がなくなり曇りが取れている。これが本来の織部の色で焼きがよかったこともありいい発色だ。
高浜市かわら美術館での初級ろくろ教室で作った鉢の発色が悪かったので先生に聞いたことから渋抜きを知って先月の22日から山で拾ってきたクヌギの実のヘタの部分だけを桶に入れて水に漬けておいた。水を入れた途端に紅茶ほどの色が出てきたがその色が日増しに濃くなっていった。(10月25日の記事参照)
慌てる必要もないので途中で水を補いながら先週の土曜日まで放っておいた。もう真っ黒になていたのでザルでこして用意しておいた。
2012年11月11日
2012年11月10日
さつまいも納豆 今が旬のスイーツ
いま干し終わったところだ。ゆっくりと時間をかけて作りたかったので木曜日の朝からはじめた。簡単に作り方をメモしておこう。
1.5㌔の芋を洗ってから1㌢弱の厚さに切って水にさらす。砂糖は1㌔使うが最初は三分の二を鍋に入れ500ccの水を加えて火にかけて溶かす。水にさらしておいた芋を大きな鍋に移し溶かした砂糖液を加える。ひたひたになるまで水を加えて落し蓋をして強火で煮る。沸騰したら少し火を弱めて竹串がやっと刺さる程度で火を止める。これが最大のポイント。
そのまま半日以上寝かせて砂糖をしみこませる。半日以上たったら鍋の砂糖液を別の鍋に移してそこに残り三分の一の砂糖を加えて火にかけ溶かす。それを芋が入っている鍋に戻してまた落し蓋をして加熱する。この時は水分が少ないので時々鍋を傾けながら芋にかけるようにする。10分くらいで火を止めてまた半日以上寝かせる。
半日以上たったらまた鍋の中の砂糖液を別の鍋に移して水分を飛ばすべく煮詰める。半分程度に水分が減ったら芋の入っている鍋に戻して火を強くして砂糖液を芋にからめるようにゆっくりと鍋を傾けながらまわす。数分したら火を止めて砂糖液を別の鍋にあけて少し冷めたらグラニュー糖をしいたバットなどに移してさらに上からもたっぷりとかける。今回は500㌘ほど使った。
一つ一つ丁寧に砂糖をまぶしたら網とかの上に並べて自然乾燥させる。この季節は空気が乾燥しているので風通しのよいところに置けば一日で乾く。もう少し乾かすと少し固くなりより食感が良くなる。
これで完成。
今回は未使用の網戸用が残っていたので使ってみたが両端をしっかり留めたつもりでも以外な重さに耐え切れずに持ちそうもなかったので急遽他に移した。
大量に砂糖を使うけど残ったグラニュー糖は鍋に移した砂糖液にくわえて溶かし、それをペットボトルに入れて保存すれば次回に使えるので無駄はない。またこの砂糖液にはさつまいもの旨みも移っているのでお菓子作りに使ってもいいと思う。
2012年11月09日
六兵衛さんのぐい呑
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きのうから高浜市かわら美術館で初級ろくろ教室がはじまった。初級、中級と進んでまた初級なのだが、また最初からやることは意味がある。下手さ加減が分かっているから。
土殺しと芯出しが少しだけスムーズに出来るようになってきた。数をこなせば自然に身につくと思うが芯出しがキッチリ出来れば作っているものが歪まない。最初の工程が大事なのだ。
ここの教室は好きなだけ存分に出来るところが素晴らしい。そして先生方が素晴らしい。やさしくて腕は超一流。
2012年11月08日
2012年11月07日
紐造り 壷 澤田重治 常滑市
高さ:247㎜ 口径:120㎜ 重さ:3.0kg
常滑の澤田重治氏の壷である。素朴で力強くて昔の日本の男のようだ。一面だけに自然釉がかかっていて景色になっている。ずしりと重たい。
箱入りで入手したがその箱の中に1984年11月22日付けの新聞記事のコピーが入っていた。
"ヨリコ造り"一筋に60余年のタイトルでヨリコ造り保持者として市指定無形文化財に認定されていると紹介されている。
その澤田氏の当時78歳にして「長三賞陶芸展」で高さ90㎝胴回り75㎝の大きなかめを出品して新人賞を獲得して「この年になって新人賞とはね、でもありがたいです。」とのコメントを伝えている。
「粘土の乾き具合を見ながらの作業で大変」ともあるが大きなものを積み上げるときの秘訣なんだろう。
ろくろで成形することを覚えたら、最近は逆に手捻りが魅力になってきた。また一歩迷宮の奥へ踏み込んだようだ。この壷は手本としたくて手に入れた。
2012年11月06日
2012年11月04日
窯焚き 愛知県陶磁資料館にて
窯焚きの様子を見学させていただいた。一時半位に行った時は一の間が終わって二の間で焚いていた。この時すでに火入れから一昼夜と三時間半。
残念ながら一の間からの織部の引き出しは予定より早く終わっていて目撃できなかったが出来た茶碗を見せてもらった。真っ黒で黒の中の黒。これが織部黒だ。真っ赤に焼けているものを水に入れて一気に冷やしても割れないのが不思議だ。でも誰が最初にこんな荒業を思いついたんだろうか。