2012年10月
2012年10月31日
2012年10月30日
窯詰め 愛知県陶磁資料館にて
大勢のボランティアの方が手伝っていた。
我々が作った織部がこれだけ注意を払って焼成されることに頭が下がる思いがした。
2012年10月29日
織部 鉢 加藤綱助
直径:225㎜
瀬戸は赤津の宇助窯 加藤綱助氏の鉢である。誰の作か分からないまま落札したが昨夜分かった。
きのう赤津へ行ったので帰ってからもいろいろ調べていたら鉢の作者が判明した。これも縁で赤津へ行かなかったらまだ分からなかったかもしれない。
一見鳴海織部に見えるが高台を見ると分かるように全体を白土で作っている。赤土に見える部分は赤化粧したものだ。だから真ん中の鋸屋根と小さい花びらは紙か何かでマスキングしたと思う。そうして次に茎を描いてから透明釉を掛けてあるが薄いところ濃いところと掛け分けてある。最後に織部を掛けるがそれも一度掛けてから部分的にもう一度掛けて景色を作っている。空に見える部分を筆で塗ったのだろうか。縁の方は薄いので吹いたかもしれない。遠くの山並みと空のように見える。
2012年10月28日
赤津七釉体験交流に参加して
朝の九時から午後三時まで楽しくすごしてきた。
赤津焼についての加藤唐三郎先生の楽しい講義のあと午前中は作陶の体験で私はろくろを選んで久しぶりに水引きをしてきた。三回やってすべて上手くできなかったけど伝統工芸士の方といろいろ話が出来て有意義だった。
写真の桶は初めて見た。聞いたところ「かんぶろ」といい冷たいときに炭火で水を温める装置だそうだ。
そして写真のようにろくろが低い位置にあり土殺しが大変やりにくかった。理由は分からないけど慣れてくるとこれでいいのだろうか。
お昼は「ごもめし」をいただいた。何とかという名のお婆さんしかこの味は出せないのだと言う。確かにおかわりがしたい位うまかった。
赤津焼会館では作家の作品が展示販売されているがこれは一番気に入ってしまった三宅紀保氏の大皿だ。50㎝くらいあると思う。これ以外にも目移りするほど素晴らしい織部がいっぱいあった。もちろん織部以外にも赤津七釉といわれるように黄瀬戸や志野や古瀬戸など多種な焼き物が並んでいる。
午後は加藤唐三郎、加藤作助、加藤令吉と赤津を代表する作家を訪ねて自作の解説や工房を見せてもらった。どなたも気さくな方で楽しい時をすごさせてもらった。最初に訪ねた背戸窯の加藤令吉氏は日展系らしい現代風の織部作品が素晴らしく地元の土や赤津焼に対する思いを熱く語ってくれた。
次の作助窯へ行くと五代伸也氏と六代圭文氏が迎えてくれた。五代の赤津七釉の説明の後六代が工房を案内してくれた。古い石炭窯には大きな煙突があり居合わせた職人さんが排煙を始めるまえに煙突の中で薪をくべて気流をつくってから窯の煙を引くという昔話をしてくれて面白かった。また瀬戸の土は鉄やチタンなど不要成分が入っていなくて世界一の焼き物土だと聞きそれで黄瀬戸の発色がいいのかと合点した。
最後の加藤唐三郎氏は織部を焼いたときにピンホールが出来てしまいもう一度窯に入れて還元焼成して作ったという赤っぽい織部の話をしてくれ興味深かった。その後工房へ案内してもらったがろくろ場には削ったばかりの花瓶が置かれていて細密な彫に見入ってしまった。これが氏の代表作の黄瀬戸になる。だが仕事場はいかにも寒そうで大きなストーブが置かれていた。美しい作品も孤独で地味な作業から生まれるのだと思わされてしまった。
帰りにはこんな素敵なぐい呑(湯呑?)もいただいた。汲み出しと言い茶会で昆布茶などを入れ客に出す時に使う一種の茶碗らしい。赤津の中島塩草さんの作である。
それで昼食つきで参加費八百円とは安すぎる。
2012年10月26日
織部のぐい呑
渋抜きの実験で浸しておいたぐい呑だ。まだほんの少し曇りが残っているが実験前と比べれば驚くほど綺麗になった。これなら早速使ってみたくなる。
もともと何かのついでに手に入れたおまけみたいなもの。でも無銘ながら作りは良くて使いたかったが残念ながらしっかり曇っていた。
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愛知県陶磁資料館で織部の絵付けと釉掛けをしてきた。心配していた皿のひび割れはなくて一安心だがもう一方の茶碗は底が薄すぎて乾くうちに自重で少しへたっていて茶溜まりが周辺部にも出来てしまっていた。
やはり最初の作陶が大事だと思い知らされた。
絵付けと施釉は大きな失敗もなく出来たので焼き上がりが楽しみだ。来週の火曜日から窯入れが始まり土曜日は火入れ式がありいよいよ窯焚きが始まる。
2012年10月25日
2012年10月23日
2012年10月22日
織部の渋抜き
焼きあがった織部は酸化被膜に覆われていてくもっている。その被膜を取る作業を渋抜きというそうだ。陶芸教室の先生たちは塩酸を使っていると聞いたが栃のヘタと一緒に水に浸しておいても取れるという。
瀬戸の工房の方法がネットで公開されていたのでそれを真似してみた。栃といっても実際はクヌギを使っていて季節には一年分を拾い集めるそうだ。
自転車で近くの山へいって袋に一杯取ってきた。いろいろあってどれがクヌギかわからないので適当に拾ってきた。たくさん落ちているので簡単に集められたし足らなければいつでも補充できる。ボールの水に数個を入れた途端に水に色がついた。入れるヘタの量とか浸ける時間は手探りだが色を見ていると効果が期待できる。
2012年10月21日
夫婦さら 常石窯
直径 189㎜(左) 194㎜(右)
常石窯は常滑市立陶芸研究所の窯である。
二枚セットになっていた。左の皿は信楽のような石が入っている荒い土で右は赤土の系統だ。箱には「夫婦さら」と書かれている。ふとどちらが夫でどちらが妻なのだろうかと考えてしまった。
常石窯の作品は研修生が作ったものと思っていたが職員の方の作品らしい。きっと研究所を卒業された腕自慢の方でしょう。二枚とも常滑らしい素晴らしい作品だと思う。
このくらいの大きさが一番使いやすいので今夜早速使おうと思っている。
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昨夜ドラゴンズは負けてしまった。
残念だがまた楽しめる。今夜こそ
2012年10月20日
2012年10月19日
2012年10月18日
織部の夏火鉢
高さ:200㎜ 直径:187㎜ 重さ:2.7kg
夏火鉢は無用な物のたとえで使われるようだが実際に夏火鉢はある。最近織部に関心を持って調べているうちに夏火鉢を知った。京都では玄関の土間に置いて蚊取りを焚いていたのではないだろうか。
大きさは手あぶりより小さくて火鉢としては最小でこの織部は高さ20センチしかない。だけど重たい。届いたときに箱を持ち上げて驚いたほどだ。灰が入っていたがそれにしても重いので空けてみたらなんと砂が半分ほど入っていた。底に砂を入れるのが正しい使い方なんだろうか。空にして水洗いしたら中は未使用のように綺麗になった。
白化粧を下塗りして織部を掛けているので発色がいい。焼き物としては上出来だと思う。出品者が名古屋ということもあり産地は美濃か瀬戸か近在のような気がする。
2012年10月17日
手びねりで徳利 高浜市かわら美術館にて
ひも作りで徳利を何個か作ったがどれも使う気がおきないようなものばかりだった。ほとんど自己流なので当然といえば当然なのだが現状に嫌気がさしてきたので一度キッチリ指導していただきたくて高浜へ行ってきた。
幸いに今日も空いていたので個人指導という感じで丁寧に教えていただいた。ひも作りではなく玉作りなのだが何とか形が出来た。
また外側を掻き落としてからひねる方法とか意識的にギザギザに掻き落としたりとか裏技のような技法も見せていただいて大変勉強になった。澤田先生ありがとうございました。
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さあ東京決戦だ ドラゴンズがんばれ~
2012年10月16日
熱風大陸 椎名誠
朝から読み始めて一気に読んでしまった。
19世紀の探検隊を思いながらのオーストラリア大陸縦断の記録である。読みたかったのは19世紀の探検隊の本なのだが早合点してこの本を落札してしまった。
椎名さんの書評でその本を知って読みたくなったがこの本も面白かった。椎名さんの本を読むのは初めてだったが以前にカメラ雑誌に連載されていた写真付の旅行記を読んでいて好感はもっていた。気軽に語っているような文章とスナップ写真が連携して独特な世界を作っていた。
この本も軽妙なタッチは変わらずすらすらと読めてしまう。開高 健が好きで彼の釣り紀行は随分読んだ。開高さんの本には聞いたことがないような難しい熟語が頻繁に出てきて飛ばすと話がわからなくなってしまうので辞書と首っ引きで読んだこともあった。
反して椎名さんの本には難解な言葉は皆無だ。
2012年10月14日
2012年10月13日
2012年10月11日
2012年10月10日
2012年10月09日
シフターのメンテナンス
2012年10月08日
2012年10月07日
深見文紀さんの器 愛知県陶磁資料館にて
写真はその中の一人で瀬戸は品野の深見文紀さんの作品だが大変個性的で独自の世界を展開されている。それこそ鳴海織部のようでこんなのを作ってみたいが絵心がまったくないので無理でしょう。
加藤先生は自分が一番書きやすい線を描きなさいといわれたが…
2012年10月06日
2012年10月05日
SHIMANO 600 ULTEGRA 6400系
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今夜はドラゴンズの最終戦。英智と小笠原の引退試合。澤田先生の酒器でやりながら応援だ
2012年10月04日
2012年10月03日
手ろくろで抹茶茶碗
玉作りは同じ手びねりでもひも作りより簡単で初心者向きだと思う。